山の日、ヤマの日。(08/11) 
2016/08/11 Thu. 23:59 [edit]
そこまで暑くないなかを出社。
街は静かだが、私のすでに仕事は始まっている。
今回も切って貼って。良い作品に仕上げよう。
午前中からずっとPC前、動画制作の作業に入ると大体こんなものだ。
ランチもそこそこに、「切り出す」作業へ。
話の凝縮した部分をいかにテンポ良く分かりやすく伝えるか。
「残す」より「削ぎ落とす」のが基本だ。
「そこそこのクオリティで構わない」という声もあるだろうが、それでは人様には「そこそこ」しか見てもらえない。
そんな考えの動画屋は必ず淘汰される。
素材を切って詰めていくといい感じのテンポが出てきそうだ。
もっとかかるかと思っていたが、クライアントの明確な意識があれば、
制作する側も着地点を見つけやすい。
夕方、いつもと同じ時間にひとまず終了。
明日、細部の仕上げと指示書きを編集に託して、試写素材を待つことになるだろう。
なんでも簡単に考えがちな現代、そして世の中の風潮だが、
いくら偉そうにぶちかましても「じゃ実際に作ってみなよ」というだけだ。
出来上がった作品は「作品」ではなく「粗編」の素材みたいなものを偉そうに持ってくる。
それではだめなのだ。動画を内製化しようなどと考えるのは、一定以上の規模と
人材を抱える企業だ。中小企業に内製などは到底無理な話だ。
だから我々「専門の事業者」が存在する。
あまり動画制作を舐めないで欲しい。真剣にそう思う。
クオリティは絶対的に「必要」だ。そこそこでいいわけがない。
制作側がそんな調子だと、作る前からその会社の作品の仕上がりは見えている。
そう考える出来事が春先から続いていたので、いい機会だ。
他山の石。弊社もきっちりした仕事で、クライアントに「唸って」いただきたい。
この盆休みは、制作にあてている。仕上がりは9月頭の予定だ。
いいカメラマンや編集マンに恵まれて、自分でも楽しみだ。
きょうの「山の日」は私にとっての「ヤマの日」だった(笑)
明日も、精一杯やろう。
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