人の死は、怒涛だ。その2(08/20) 
2010/08/20 Fri. 23:59 [edit]
今朝は10時から「おとき」といわれる亡者と親しい人たちだけで
朝食(精進料理)を頂くのだ。
斎場に9時過ぎに到着。10時から食事だ。
喪主である叔父さんの奥さんと長男は疲れているのだろうが、
しっかり頑張っている。
11時に開場、12時から告別式の開式だ。
昨夜寝不足気味なので眠たい。
しかし叔父さんの友人の弔辞で目が覚めて、涙する。
叔父は警察一筋で定年まで勤め上げ、定年してすぐに癌が発覚、
約2年の闘病の末、亡くなった。
弔事を読んだ方は、叔父さんの親友で、叔父さんの別な一面を
垣間見せてくれた。
自分の功績をひけらかすことが一番嫌いだった叔父さん。
しかしその親友は「きょうは披露させてください」と切り出し、
数々の事件や広域犯罪の犯人を逮捕に導いた叔父さんの活躍の
一端を披露した。その話を聞いていくうちに、叔父さんの生き様の
一端を垣間見た気がした。叔父さんもやはりその道のプロだった。
職人気質だった。思わず涙した私だ。
読経、献花そして親族だけのお別れ。
このときは残された子供たちがこらえきれずに泣き出し、
皆の涙を誘う。そして出棺。
火葬場までは弟の車で話をしながら移動。
色んな話が出来た。
程なく火葬場へ。告別室を経て、火葬へ。
この斎場では遺族に点火スイッチを押させる。
さすがに奥さんは押せない。長男が精一杯決心してボタンを押した。
一見、酷なようだが、肉親の死という現実を確実に認識させる
には、かなり有効だと思う。誰でも「死」への認識を改めるはずだ。
それにしても今回、斎場スタッフの仕切り方とスキルの高さに感動した。
冠婚葬祭はどれも、参列者であればともかく、当事者としては、そう
何度も立ち会うことはない。スタッフの皆さんの暖かい対応に
頭が下がった。
そのまま精進明けの式に行くはずだったが、航空機の時間が
どうも微妙だ。そのまま空港へ向かうことにした。
空港のレストランで精進落とし。
19時発、満席の日航機で帰京。
モノレール、山手線を使って帰宅。
怒涛の2日間が終了。
明日は親子の夏休み第2弾だ。
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