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2010年08月の記事一覧

泊まり明けたら8月だった。(08/01)  

今朝も3時半過ぎに仮眠をとって、7時前に起床。
いい天気のようだ。
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夕べ買っておいたパンなどで簡単な食事。その後作業を続行。
昼前まで。今回も予期せぬ事態があったが、何とか切り抜けられそう
な気配だ。さー帰ろう。
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自転車での帰宅途中。すっかり蒸し暑い。
そこまでカンカン照りではない。曇りだ。

帰宅したら我が子の元気が良いこと。
しかし外の気温が高いので夕方まで待って外に出ることにした。

きょうも自転車、頑張ろう。
100801d.jpg
やはりヘルメットは苦手なようで、最初は嫌がったがその後は
機嫌がなおった。しかし「蚊」がおおく、そこそこで退散。
親子3人ともかなり刺されてしまった。かゆいよー。
100801e.jpg
夕食も3人で。2歳も中盤になってうるささが増してきたが、
にぎやかな我が家が一番だ。

さて、日本テレビの記者とカメラマンが埼玉県の防災ヘリコプター
墜落事故現場取材に向かう途中に遭難し両者とも死亡した。
100801f.jpg
(遭難現場付近上空・毎日新聞より)

日テレはこのところ女子アナの自殺など不幸な出来事が続いている
感がある。その都度感じるのは広報からのコメントだ。
「無事に下山することを祈っております」

女子アナ自殺のときは
「亡くなられたのは事実です。ご冥福をお祈りいたします」

何か「冷たさ」を感じるのは私だけか。
確かに他人事だが、自社の社員だ。戦力だ。

確かに余計なコメントをせずに事実関係だけを淡々と伝えるという
方針であれば、ニュース番組などでのコメンテーターや主観は
不要だとおもう。

さらに、今回なぜ3次災害を引き起こしてしまったのか。
それは「取材班の客観性に欠けた判断」だろうと思う。

死者に鞭打つつもりは毛頭ない。私もちょっと前まで現役で
災害報道や海外取材をしていたからその経験則だ。
・・・コーディネーターやガイドが「危険です」「危ない」と
いう言葉の裏には「生命が」というもの凄い言葉が隠されている
ことがある。

「(生命が)危険です」
「(生命が)危ない」といわれたらどうだろう。

しかし、一度取材に入ると「いけそうな気がする」のも事実だし
OAに向けてのデッドラインが嫌でも見えてくる。
何時くらいまでに撮り終えて原稿書いて、素材送りの手段は?
編集は?と、その時間を逆算していくと、実は余り時間が残されて
いないことに気づいて焦ることがあるのだ。

私もニュースで報道されている範囲しか知らないが、入山当時
両者の服装はかなり軽装だったこと、それに一旦下山した後、
ガイドと相談して
「(沢伝いより安全と言われている)尾根伝いに現場を目指す」
と再び入山したことだ。

ガイドは
「カメラマンが山岳部出身だったので尾根伝いなら問題なし」
と判断したそうだ。しかしそこに落とし穴があった気がする。

これはあくまで私の経験則だ。
・・・(今回のガイドがそうだというわけではない)
ガイドやコーディネーターが杓子定規で小うるさい人物だった
場合、しばらくは同行させて現場やその地域の状況を大体掴んだあと、
当時アナ記者だった私は、カメラマンと相談して、「きょうの取材は
これで終わりです」であるとか「この近くをちょこっと回って雑感
撮ってきますからきょうはこれで」と一旦取材を終わらせて、
コーディネーターがいなくなった後、本来行きたかった場所で取材を
したことがある。そうでもしなければ「独自ネタ」は取れない。

今回、これに似たようなことがなかったのだろうか。

いずれにしても、埼玉県警が取材自粛の通達を出しているにも
かかわらず入山したのはまずかっただろう。
長崎の雲仙・普賢岳災害のときも、住民が立ち入れない警戒区域
取材で、民家に無断で入って電話を使って顰蹙を買い、報道取材の
取材規則のようなものを制定したのは何だったのだろうか。
さらにこのときは当時在籍した系列局からは被害者は出なかったが
独り立ちしたばかりのキー局カメラマンと、その関連会社のVEが
犠牲になっている。

徹底させたつもりの規則や規制も結局は取材者個人個人に委ね
られているのが現状だ。
自分が取材現場に身を置いていたこともあり、取材者擁護の傾向の
文書になったかも知れないが、現場は横並びの報道では満足しない。

しかしそのために命を落とすほどの仕事ではないのではないか。
と、実は私は最近何となく思うようになっているのも事実だ。

記者は先月まで埼玉支局に勤務しており、恐らく夏の人事異動で
本社に登ってきたのだろう。その経験を買われて再び戻った
古巣の取材エリアで命を落とした。
カメラマンは山岳部出身で山のことは一般より知識があった。
取材班を決めるとき、経験がないよりもあるほうを選ぶのは当然だ。

しかし取材現場にも「絶対」はないのだ。
報道マンの2人に、合掌。

このようなニュースを目にするたびに、自分が現役でいた頃の
普賢岳災害報道や、島原鉄道の衝突事故、業船の転覆事故、そして
海外取材でのひとコマが頭をよぎる。

中にはひとつ間違っていれば命を落としても仕方がない現場が
あったはずだ。そうなっていれば、いまこうしてのんびりと
ブログなどを書いている場合でも子供と風呂に入っている場合でも
なかっただろう。

普通の生活をして、初めて感じる「取材者」と「被取材者」の壁だ。

あっという間に8月が始まった。
連日やることが多くて、うんざりする夏になりそうだ。
うんざりもするが、生きている以上は、楽しい毎日を送りたい。
生きているから、そう思える。

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