■■■　きょうのお仕事　■■■

朝からスタジオ収録。電車で移動。一駅の超短い旅（笑）

前日に原稿が入稿したので完璧かと思ったら、いきなり打ち合わせで修正。
ここまではどの現場でもよくあることなのだ。
1時間しか押さえてないので、チャチャッとやりましょう。

で、収録スタート。ブロックごとに収録。最初は順調。
しかしちょっとすると収録終わってもスタジオの向こうからトークバックで
「確認します」「いただきました」「OKです」のいずれの声も聞こえない。
待つことしばし。。。「原稿の修正入ります」これが連続することになる。

ちなみに原稿は前日の午後。私にしてみればぎりぎりのタイミングで入稿されている。
現場でさぞかし厳重にチェックされているのだと思いきや、なんだこれは。。。
スーツ着た担当が4人も5人も居いて、現場で何をごたごたしてるんだろう。

しかも「正解と思う方のボタンを押して・・・」という表現については、回答方法が
ボタンを押す形式からPCに変わったので「正解と思う方をクリック・・・」と変わったので、
その表記のある場所は全て読んでほしいというオーダーが、たった今きた。

少なくともシステムの変更で原稿が変わるのであれば、このタイミングで
ブースの中のナレーターに「読み替え」を指示することではないと私は思う。

（笑顔でやるけどね）

原稿を修正することを「仕事」と思っていないのだろうかと、思う。
これ、一応国に準ずる機関の仕事なんですけどぉ。

仕事のやり方にはいろいろあると思う。
私は「きっちりした確定稿」で現場を迎えたい。
当然ナレーターにも「きっちりした確定稿を文字が異常に小さいエクセルシート
ではない原稿にして」数日前に入稿頂きたい。

現場で「てにをは」を直す作業はどこの現場でも起こる。
しかし、その案件の根幹を揺るがすような話が、その場で出るということは
担当全員「仕事をしていない」連中と結論付けられてしまうのだ。
収録の現場でやる仕事ではない。その仕事は収録の数日前までに終わらせて
おくのが当たり前だ。残念。

あと、これは別の現場だが、散々読み方を指示してその読みを録らせておいて
「ヨシムラさんのプロの感覚で、どんな読み方がありますか」とくるパターンも
なんだかなぁ。と言わざるを得ない。
ミキサーの隣に座っているのは人形か。
少なくともディレクターか演出者のはずだ。

私は演出者の演出意図に従って言われた通りに読むだけだ。
そして「ヨシムラサンはどのようにされますか」と言われて読んだパターンが
採用された場合、それは「セルフディレクション」となる。
つまり「ディレクション料金」が発生することも有り得るのだ。

まっとうな料金を頂戴していれば「料金の範囲内」で済ませることも可能だが、
例えは変だが、こうした現場のギャラ体系を「保険診療」とすると、
あれこれ注文が付くのは「自由診療」と同じだと思うのだ。
「審美歯科」や「美容整形」と同じ扱いだ。
いろいろ言いたければ、予算を割きなさい。という話だ。

それに。。。ブースに長時間放置するのはやめてほしい。
気が利いたスタジオになると、エンジニアがトークバックをさりげなく押して
「いま原稿の修正中です」など、連絡してくれるが、そうした経験がない
エンジニアもどきになると、自分の仕事でいっぱいいっぱいで人様の
ことまで気が回らない。それではいけないのだ。
こっちだって作品に関わっているスタッフの一員だ。

と、思うのですが、私の言うこと、間違ってますかねぇ（笑）
事前にきちんとすり合わせができないかなぁ。といつも思う。
OKかNGか分からずに待つのは決して気持ちのいいものではない。

さー事務所近くまで帰ってきた。
昼飯は喫茶店の弁当「肉豆腐」だ。旨い。

そして午後は相変わらず事務所で事務屋。
夕方までみっちり。流石に月末月初は大変だ。

そして夕方、19時過ぎに保育園へ。
きょうは3月3日ひな祭りだ。
保育園でひな人形を作ったらしい。長男の作品。

そしてきょうは14回目の挙式記念日だ。ちなみに入籍記念日は6月3日だ。
長いようで、短い。しかし14年の間にいろんなことがあったなぁ。
振り返る間もなく、帰宅、風呂、夕食、長男の勉強、明日の支度。
私は酔っぱらってうたた寝。結婚して14年経つと家庭内の風景は
こうなるのだが、妻にはいつも感謝している。

いつも足並みをそろえて短気な私に時には反発しながら、
時には笑いながら、またあるときは涙しながら一緒に歩いてきた。
その歩みはこれからもずっと続く。
本当に感謝なのだ。

明日はワークアウトから。
何と言われようがワークアウトから。

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