競争と競合を考える火曜日。(01/07) 
2014/01/07 Tue. 23:00 [edit]
親子3人で家を出て、長男を保育園へ。全くいつもの日常だ。
そして私はワークアウトへ。
空気は澄んでいるのだが、きょうは富士山はぼんやりしている。
さて、体脂肪率はどーだ。
開始前のは14.4%。大体いつものアベレージだ。
じゃ、きょうもいっちょがんばろう。
ジムもすっかり日常に戻っている。
しかも火曜日とあって、メンバーも少なめだ。
個人的にはこの方がありがたい。
ごちゃごちゃする中でのワークアウトは気が散ってどうもいけない。
頭を空っぽにして。といってもなんだかんだ考えているのだが、
粛々と体を動かしたいのだ。だから私は朝を選んでいる。
終了時の体脂肪率は13.3%。寒さが響いている。
体脂肪が燃えにくいのはこれからが本番かもしれない。
ひとまず帰宅して着替えて出社。
きょうは弊社のWEBに掲載するサンプル音声の収録が数件入っている。
とりあえず食事だ。あさからどうしても「カレー」が食べたくなって、
いつもの喫茶店でランチカレー550円。
ちなみにチキンカレーだ。胃に染みる。
そして14時、15時と女性ナレーター各位が登場。
収録と相成った。
収録自体は時間がかかるものではなかった。
終わって世間話色々。
私を含めて、大きいプロダクションや事務所所属のナレーターではない
いわゆる「フリー」の皆さんが弊社にも登録・所属しているが、景気が
良くなったといわれる割には、その実感は薄い。などという話から、
facebookなどのSNSの功罪まで話の幅は広く、いい情報交換になった。
そして、実際にお会いして話をすることで、個々人が持つパーソナリティや
ものの捉え方などが分かるのだ。お仕事を依頼するときなどに意外に役立つ。
結局はアナログのコミュニケーションが一番強い。
そして、自分のサンプル収録と、今年の初ナレーションの収録を同時に。
今年も制作会社やクライアントの役に立つように仕事をしていきたいと
願いつつ、収録。
波形編集は仕事の合間を見ながら。
見積もり依頼などの連絡を受けながら、きょうもほぼ事務所缶詰めの
一日となった。
ワークアウトをしながら、仕事をしながら常に、今我々が置かれている
ナレーション業界の現状を考えるのだ。
ナレーターもナレーションの種類も、金額も千差万別になっている。
というより、完全に2極化している。
その中で、どのように顧客を獲得してこれまでのスタジオと競合せず
収益を上げていくのか。収録環境の変化で顧客はこれまで以上に
価格にシビアになり、制作会社を通さず直接収録現場にコンタクトを取ってくる
現状があることは先日ここでも書いたとおりだ。
おかげさまで弊社も見積もり依頼はこれまでに比べて飛躍的に多くなった。
しかし、業界にどっぷりつかって、大きな事務所に所属していた私や
弊社が考える「価格」と、クライアントが考える「価格」には
相当大きな隔たりがある。
「ちょっと読んで」「ちょっと収録して」という感覚もありなのかも
知れないが、「ちょっと収録した」格安の案件でも要求は従来価格並み
なのだ。それがいけないといっているのではない。
仕事として受けた以上、クオリティの保持は何よりも優先されるべきだと思う。
しかし、コストパフォーマンスを追い求めるあまり「仕事」が「単なる作業」に
なってしまっている現状は、果たしていかがなものかと思ってしまうのだ。
答えは当分、出そうにないし、出せそうもない。
目の前に出てきた案件を一つ一つ、丁寧にやっつけて進むしかないのだ。
その「やっつける」作業も、楽しみながら、仕事をする喜びを味わいながら
「やっつけたい」私はいつもそう思うのだ。
明日も、いろいろ「やっつけ」よう。
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